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探偵小説とは

推理小説やミステリー小説の中で探偵が主人公として活躍する小説を「探偵小説」と言われ、その探偵が主人公で活躍する小説の初めとされるのはアメリカの小説家である「エドガー・アラン・ポー」が1841年に発表した「探偵デュバン」が活躍する小説「モルグ街の殺人」と言われています。

その後、「アーサー・コナン・ドイル」が執筆した「探偵シャーロックホームズと助手のワトソン」が活躍する小説がシリーズ化され世界中で脚光を浴び、探偵というとシャーロックホームズと答える人が今でも多いかと思います。

そして1920年代に入るとイギリスの作家アガサ・クリスティーの「探偵ポワロ」シリーズやドロシー・L・セイヤーズの「ピーター・ウィムジイ卿」シリーズ、エラリー・クイーンの探偵小説なども人気を博し、探偵小説の黄金期とも呼ばれ、作品は映画化されたりしました。

その後、レイモンド・チャンドラーの「私立探偵フィリップ・マーロー」シリーズやミッキー・スピレインの「私立探偵マイク・ハマー」シリーズなどのハートボイルド的な探偵小説も映画やテレビドラマ化された事は記憶も新しい。

 日本においては明治時代後期に前述した様な海外の探偵小説の翻訳本が売れ初め、「エドガー・アラン・ポー」の作品を師事し、その名前を作家名とした「江戸川乱歩」によって執筆された小説が本格探偵小説とされ、1925年に発表した「D坂の殺人事件」で初登場する「探偵明智小五郎」が人気を呼び、小説でもシリーズ化される。

太平洋戦争後、横溝正史の作品に登場する「探偵金田一耕助」も人気を呼び、現在でもいろいろな俳優が「探偵金田一耕助」を演じている。そして探偵を主人公とした推理小説が脚光を浴びていく。

その後、海外同様に日本でもハードボイルドな探偵小説が戦後に人気を集め、島田一男、生島治郎、大藪春彦、大沢在昌、北方謙三などが人気を博し、北方謙三は1989年に探偵小説で直木賞を受賞している。探偵を主人公とした小説には時には擬似的に探偵を職業としない人物が探偵まがいの推理をして活躍する赤川次郎の「三毛猫ホームズシリーズ」「三姉妹探偵団シリーズ」、内田康夫の「浅見光彦シリーズ」などの探偵に近い推理小説も話題となりテレビドラマ化されている。

ただし小説の中の探偵は殺人事件や詐欺事件などの刑事事件に関わり推理して解決していくのだが現実の探偵の仕事といえば浮気調査や素行調査、人探しなどの所在調査、結婚調査などが基本業務で小説の探偵とはかなりかけ離れているのが実情である。

探偵小説を読み、夢見て探偵になってみたいという思う若者もいるのだがどうしても現実とのギャップや勤務時間が不規則という仕事のきつさなどで多くの若者達は長続きしていないのが現状である。

刑事事件に携わりたいなら刑事になるべきであり、探偵に憧れるならネットなどで事前にその業務内容をよく確認することをお勧めしたい。 探偵の仕事には探偵ならではの面白さというものもあるが、イメージしていたものと違いすぎても長続きはしないであろうと思われるからである。

本当に探偵の仕事に興味が持てたなら、業界に飛び込んでみてもよろしいかと思う。 全ては経験して判断することが望ましいと考えるからである。少なくとも探偵を経験して人生にマイナスが生じるとは考えにくいのです。

続けていくことによって様々な経験ができることは確かである。 探偵を経験した結果大きく人生の見え方が変わることもあり、負の要素ばかりではないと言える。 あなたが知っている世間だけが全てではないことが数日で理解できる仕事なのです。

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