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探偵の日常生活

 実際の探偵調査員は浮気調査などの素行調査の場合、現場の下調べや調査に出た時の尾行や張り込みが主な業務になりますが以外にも調査状況に応じて必要な機材の準備などの仕事もあり、調査業務が終わればその報告書作成や収集した情報、写真等の整理などの仕事もあります。御依頼者の希望に添える結果を提供する為に探偵業務をこなしていくわけで、例えば、対象者が早朝6時前後よりゴルフや旅行に行くとなれば勿論「対象者より早く起き」、外出する指定場所には5時に到着しなければならず、深夜、早朝まで遊んでいたとすると帰宅するまで確認する為に「対象者より遅く寝る」という生活になる場合が多く、更に対象者が外泊をした場合などは何時に出てくるか判らない為にずっと徹夜で監視を続けなければなりません。また、これが何日も続いたり、1日だけで翌日は又、別の時間帯の現場に赴く事もしばしばで生活のリズム感もなかなか取り戻せないのが現状です。もちろん土曜、日曜、祭日も関係ありません。

 このように探偵の日常生活とはクライアントによって、その案件によってその殆どが時間があって無いような「不規則きわまりない生活」状態が続いていきます。その為に生活の基本は対象者の行動次第となり、個人的な予定や約束事なども殆ど取れない生活に成らざるを得ません。予定が立てられないという生活が続き、友人達も1人去り、2人去り、しまいには誰もいなくなってしまった。なんて事も。家庭を持っている探偵も余程の理解がない配偶者でない限り、結婚生活を共に続けていく事も難しく、結果的には周りに誰もいないという悲惨な生活を余儀なくされてしまうかもしれません。

しかし、それが「探偵」なのです。

よくハートボイルド的な探偵が活躍する小説でも探偵の日常シチュエーションが垣間見る事もできますが離婚歴があり、友人も少なく、孤独に外食したり、バーカウンターでお酒を飲んだりしている姿が描写されていますが実際に似たような探偵もいるかもしれません。ただ小説とは異なり、現実的にはそんなにハードボイルド的にかっこよい探偵は少なく、狂わされた生活のリズム感を取り戻すのに必至であったり、必要以上に体調管理を気にしたりしています。

 探偵に憧れてこの業界に入ってきた新人探偵もこのような「不規則な生活」が続くとその厳しさに耐えきれず、転職してしまったケースを何人も見てきています。この「不規則な生活」が探偵そのものである事を認識してこそ「探偵の第1歩」が始まるものだと確信しています。

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